JUN. 2020
こんにちは。Surface&Architecture UXデザイナーの土田(どた)です。
前回の記事からもう半年近く(!)たってしまいましたが、
ひきつづき「E-textileについて考えようミーティング vol.1」の当日の様子をお伝えしようと思います。
第1回は「Eテキスタイルについて知る」をテーマにゲストにXenomaの網盛さんをお招きし、
Eテキスタイル業界のお話も交えつつ最新のEテキスタイルデバイスも紹介していただきました。Xenamaさんは次世代スマートアパレルe-skinを開発した東大発ベンチャーです。
まずEテキスタイルができるまでの流れと、いくつかの事例をピックアップして事例紹介していただき、
Eテキスタイルがどんな可能性を持っているのかについて、参加者の皆さんで議論しました。
- Eテキスタイルの服を持っている服とあわせたい
- 着ていると、お金をもらえたりしたい
- 行動解析して、普段の行動をデータ化したい
さらに、Xenamaさんのスマートアパレルを使った地磁気なしのモーションキャプチャーデバイスを試着させてもらいました。
加速度センサが入ったパンツを履くだけで、この精度で姿勢のデータがとれることで、これまでのトラッカーを用いた計測方法よりも、制約が少なく、より自然な状態のデータを集めることができます。日常的にセンサーの付いたパンツを履くことで、普段意識しない自分のクセや習慣への気付きとなりそうです。
こちらはすでにMEVAとして、発表もされています。
布は人との生活に密着して存在しているマテリアルなので、
Eテキスタイルが日常に偏在することで取得されるデータは想像以上の恩恵をもたらしそうです。Eテキスタイルの分野はまだまだ発展途上なので、
私も引き続きコミットしていきたいと思います。
Surface&Architecture 土田哲哉