このシリーズでは、SAメンバーの気になる本や最近読んだ本をピックアップしてご紹介していきます。
(カバーイメージ題字:杉浦)
初回は、3つのテーマのおすすめ本をそれぞれご紹介します↓
- 今の生き方をちょこっと見直せる
- いつもと違う切り口から社会を見られる
- 淡く乾いた風景で穏やかな気持ちになれる
今の生き方をちょこっと見直してみる
個人がなんらかの形で発信をするということが避けられない昨今、情報洪水の中でいかに「知的生活」を送るかということを10年後を見据えた視点で書かれた本。
効率的かつ「自分にとって豊かな知的生活」を送るためのアイデアが、デジタル・アナログ問わず、自動化ツールから結婚や健康などとの関係まで、様々な視点で提案されています。習慣と蓄積の大切さを感じていた自分にはタイムリーかつ耳の痛い本でした。今の一つ一つの小さな作業が10年後の未来を作ると知れば、重たい腰も上がるかも。
(杉浦)
いつもと違う切り口から社会を見てみる
「発酵」というテーマをもとに、私たち人類の暮らしにまつわる文化や技術がどのように発展してきたかが、新しい切り口と著者独自の表現でわかりやすく解説された書籍。
一見小難しそうな話…!? も、面白い例えとコミカルな運びで、いつの間にか引き込まれていきます。発酵や文化に興味がある人はもちろんおすすめの書籍ですが、私は職業柄、提供された難しいテーマをわかりやすいコンテンツに落とし込むことを求められることが多いので、著者の視野の広さや視点の独創性・柔軟性はとても参考になりました。少しクセは強いので、好みはあると思います。
(佐々木)
淡く乾いた風景で穏やかな気持ちになる
写真家 泊昭雄さんの新作写真集 "BEACH" は、サンフランシスコからサンディエゴまで、Route1を南下しながら撮影したアメリカ西海岸の情景をおさめたもの。淡く乾いた海岸風景、それぞれの写真に寄せられるふわっとやさしい皆川明さんの言葉と、なんともメランコリックで、いつまでも眺めていたくなる、そして旅に出たくなる一冊。
泊さんがクリエイティブ・ディレクターを務めるフォトアートマガジン「hinism(ヒニスム)」が復刊されたのもうれしい今日この頃。
(武田)
※SA調べ:amazonでの発売はされていない模様。。。