3/15、16とIAMASの小林茂さんを講師に迎えてワークショップを行いました。
1日目は、フィジカルコンピューティングの説明やGainerの紹介。2日目は、Gainerを使ってワークショップ参加者がそれぞれ自分の作品を作りました。小林さんの説明は非常に分かりやすかったのと、Gainerという手軽な道具のおかげで、簡単な電子回路の仕組みやコンピュータの入出力の仕組みがよく分かりました。とても、シンプルな状態で理解するというのは、その後の応用を考えるととても大切ですね。原理が理解できたというと、大げさかもしれませんが。
Workshop at AXIS Inc.
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小林さんのご好意でスライドとサンプルコードを公開できることになりました。ありがとうございます!
サンプル(zipファイル)
2日目の作品は、こんな感じです。
感圧センサーを使ったリズムボックスのような作品
距離センサーを使った画像を拡大するためのインターフェイス
腕立て伏せのための運動量計測装置
歩くことで都市の喧噪が再現されるような作品
画像を閲覧する為の非接触インターフェイス
非接触型ピアノ
小林さんのお話のなかでとても印象に残ったのは、スケッチというキーワード。2日目の作品制作をするときに、「まずは実現性は無視してプランを考えてください」という投げかけがあります。あれこれアイディアを出した後に、「その内の体験のコアとなるところをスケッチしましょう」と言われ、個人的にはなるほどと思ってしまったですが、スケッチの重要性はそこにあるのだなぁと感じました。特に機能的なモックを作る訳ではないので、重要な体験をインタラクションできるようにハードウェアでスケッチしていく、ということが大切なのだなと。
また、こんな機会を設けて行きたいと思います。(それから、短時間でまとめるというのは、妙な醍醐味がありましたね。)