MTM06から新しいものつくりの流れを2つ。
デジタルファブリケーションが拓く作りかたの未来
いつも刺激的なアイディアにあふれる久保田先生による講演。最近のデジタル・ファブリケーション事例やFabLab Japanの活動の紹介など。作ることと使うことの一体化のお話は大変興味深いです。
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Make:r? × Maker
IAMAS小林氏を中心にMTM06で行われた第0回めの展示が行われた、「工作道具と素材のリデザイン展」 。
メーカーによる大量生産が前提だった20世紀のものつくりとは、異なり21世紀はMake:が提唱する「maker」という言葉に代表されるような個人レベルでの活動が鍵となっています。そこで用いられる工作道具や素材は、前世紀のまま進化が停まっているものが数多くあります。私たちは、それらをmakerの視点から見つめ直し、リデザイン(再設計)することを目指しています。
安価な3Dプリンターやレーザーカッターが登場してはいるものの、パーソナル・ファブリケーションを実現するのはこうしたツールだけではないはず。個人の創造性を刺激するようなツールや素材がここから生まれてくることを期待したい。