先日、サンフランシスコに出張した時に、Exploratoriumを訪れた。
そこで、上の書籍を購入。時間が無くて読めなかったのだが、やっと読み始めた。
これはかなり面白いし、ためになる。
この本にある、APEとは、Active Prolonged Engagement with Exhibitのことで、来館者が展示物とインタラクションするとき、アクティブに長い時間、ある展示に熱中してしまうような行動をとることがあるという。この本では、APEの特徴を定義し、オブザベーションを行って、プロタイプを作り、何がAPEに貢献するのかを考察したプロジェクトの全体が書かれている。ゴールが定量化され(=より長い時間来館者を魅了する)明確なので、その後のアプローチや、結果の考察も明快だ。インタラクションを考えていくとき、実際にはなかなか、こちらの期待どおりに利用者は面白がってくれない。もっと興味を惹くようなインタラクションをしてもらいたいとき、どうすれば良いのか、そんな時にヒントを与えてくれそうだ。