Designing Gestural Interfaces が届いた

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予約していた 「Designing Gestural Interfaces」が届いた。早速、読み始めていますが、印象としてはレファレンス的な書籍で、Gestureによるインタラクションについての様々な考察があるようなタイプの書籍ではありません。(様々なGestureのレファレンスとしての網羅性はすごいです。)それでも、以下のようなくだりを読むと、最近本当に増えている、タッチパネル搭載の携帯もそういう流れとして捉え、タッチパネル以外の作法で新しさを求めるのではなく、タッチパネルのなかで新しい操作体系を考えた方が良いのかなぁと思うようになりました。

Not only did his jumbo touchscreen devices influence Minority Report, but his live demonstrations* – first privately and the publicly at the 2006 TED conference – will likely go down in computer history near the “Mother of All Demos” presentation that Doug Engelbart made in 1968, in which he showed now-familiar idioms such as email, hypertext, and the mouse.

Doug EngelbartのThe Demo的にコンピュータ史に残るのでは?とのこと。マウスはキーボートと併用して相互補完的に良い入力インターフェイスになりました。Gestural Interfaceの文字入力との併用がこれからどうなるのか、あるいはそういう細かいことは行わせないという分離した道を歩むのか、このあたりのトライ&エラーが今後必要そうですね。(PRADAフォンの文字入力は意外と良くできているとか…)

*Jeff Han mulititouch touchscreen at the 2006 TED

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Slit Scan?

Tales of the Unexpected from More Soon on Vimeo.

Universal Everythingに筒上の似たような作品がありましたが、こちらは球のように見えます。ロジックはイマイチ分かりませんが、SlitScanのような手法なのでしょうか…。周りのトゲトゲが不思議です。

SlitScanの作品にはこんなのがあります。

Turning Object
Wave Slice

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Interactive stand for Toyota IQ

Interactive stand for Toyota IQ from Memo Akten on Vimeo.

年末でバタバタしており、あまりネットをみる時間が無いのですが、この作品は完成度が高く素晴らしかったです。サイネージ関連の話を良く聞きますが、日本でもこんな作品が増えて街が美しく、楽しくなるといいですね。

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勉強会で話したこと

12/5 第1回ビジクリ・ミーティングで話してきました。テーマは、「インタラクションデザインのこれから」ということで、下記のようなことを話しました。

  • インタラクションデザインとは

Dan Saffer、Doug Engelbart、Myron Kruegerから引用。領域定義、社会的、美的な位置づけについて

  • GestureとSensingについて

様々なセンサー技術によってインタラクションがより豊かになっている

Gestureは、オープンな入力をソフトウェア側が賢く解釈する仕組み

affordance、コミュニケーションの中の4種ジェスチャー、日常の行為の観察に新しいインタラクションのヒントがある

Location aware、Object Recognition、Intention Recognitionのセンサー活用の事例の紹介

今後のインタラクションは、現実の作法で操作、端末側が現実を賢く予測、現実を補完する情報の提供などRealityをベースとしたIOとなる。

ビジクリ・ミーティングでは様々な分野の方々と知り合うことができ、今後とてもよい場となる予感がしました。

ありがとうございました!

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音を入力とする

音を入力とした作品を2つ紹介します。

Audio-generated landscape from flight404 on Vimeo.

波形を地形に見立てるというシンプルなアイディアに、インパクトのある表現が用いられて印象的です。

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Reflection,Andreas Nicolas Fischer

こちらは、 波形を彫刻とした作品。反対にモノの形を変化させると、違った音が出てくるのも面白いかもしれないですね。

physicalなインターフェイスを考えるとき、入力が物理的で出力はデジタル=ディスプレイということが多いですが、digital fabricationはそれが反対になり、入力がデジタルデータで出力されます。physicalなインターフェイスと、digital fabricationを組み合わせるとどうなるのでしょう…

これまでとはまた違った世界が現われるような気がします。

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C.STEM 2008


C.STEM 2008 – BREEDING OBJECTS from todo.to.it on Vimeo.

C.STEM 2008, Italyでは、パーソナル・ファブリケーション的なアプローチのプロジェクトの展示がされたそうです。オンラインのユーザーによって形を与えられる陶磁器やアクセサリーなど。

マス・プロダクトからマス・カスタマイゼーション、さらにパーソナル ファブリケーションには、デザイナーやエンジニアが考えなければいけないことがたくさんあるような気がします。物質経済からサービス経済へと移り行くなかで、モノの価値や流通の方法は変化していきます。パーソナル・ファブリケーションもそのなかの1つだと思いますが、モノではなくサービスで消費者の満足感を高める時代にはインターフェイスはきっと大事な役割を果たすのでないかと…

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Designing Gestural Interfaces, Dan Saffer

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インタラクションデザインの教科書の著者Dan Saffer氏の新刊 “Designing Gestural Interfaces: Touchscreens and Interactive Devices “が11月に発売されるそうです。(Amazonで予約しました。)

iPhoneのマルチタッチ以降、タッチパネルを使った端末がたくさん出ていますが、これまで十字キー操作だった携帯電話のインターフェイスをタッチ操作に変えるのはなかなか大変です。

この書籍から何か新しい示唆が得られるのではないでしょうか…

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