グッドデザイン賞のウェブメディア「.g Good Design Journal」の企画支援、デザインを担当しました。.g Good Design Journalは、グッドデザイン賞に関する情報発信を中心に、デザインの新しい可能性を探るメディアです。
このウェブメディアのアイディアは、グッドデザイン賞の公式サイトのリニューアルにあたり実施したワークショップのなかから生まれました。ワークショップでは、公益財団法人日本デザイン振興会とS&Aのメンバーで、グッドデザイン賞の価値の再発見や、現状の課題を共有しました。受賞価値の拡大のひとつの方法に、ウェブメディアの創設が有効なのではないかと考え提案しました。
グッドデザイン賞の価値をひろげることの本質を考えたときに、今までデザインとあまり関わりがなかった人が、身近に感じ、おもしろさに気づき、意見を持てる「デザインが開かれてあること」が重要ではないかと考えました。
「デザインが開かれてあること」が、デザインそのもの、そしてデザイン業界全体を豊かにしていくという想いのもとに、ネーミングやVI、そしてコンテンツの方向性を定めていきました。
「.g」という名称は、Gマークと連動性がありつつも、軽やかに、誰かの小さなきっかけになれるようにという想いをこめています。
現在は、グッドデザイン賞の審査過程を伝えるレポートや、受賞作品から次のデザインへのヒントを探る受賞者インタビューを連載しています。
今後も多くの人にとってデザインの入口になり、創造性をひろげるような、新しい連載をスタートする予定です。