グッドデザイン賞のウェブサイトのデザインリニューアルを担当しました。
プロジェクトの初期フェーズでは、公益財団法人日本デザイン振興会とS&Aのメンバーで複数回のワークショップを実施し、グッドデザイン賞の価値の再発見や、現状の課題を共有しました。
大きな課題として意識したのは、「グッドデザイン賞を受賞する価値」が伝わっていないことでした。リニューアルされたサイトでは、受賞者、応募者、そしてグッドデザイン賞をまだ知らない人にも受賞のメリットをわかりやすく伝えることに注力。
まず、今回新しく制作したコンテンツである「WHAT IS GOOD DESIGN AWARD」や「WHY GOOD DESIGN AWARD」のページでは、グッドデザイン賞が広げているデザインの可能性や、受賞による信頼性、ビジネス的価値を明確にしました。
さらに受賞のメリットをより拡大する施策も実施。そのひとつとしてグッドデザイン賞のウェブメディア「.g Good Design Journal」を制作し運営をしています。
またサイト全体では、グッドデザイン賞を「知る」「応募する」「活用する」の3カテゴリーにわけ、応募方法や審査スケジュールの情報整理も行い、はじめての方にも使いやすく、応募しやすいことを目指しました。
そのほかにもグッドデザイン賞の65年という長い歴史のなかで編纂されてきた統計資料から、日本のデザイン市場の変遷や、評価軸の多様化など、時代とともに「よいデザイン」を探求する過程をわかりやすくデータビジュアライゼーションしたコンテンツも新設。
このようにサイト設計やさまざまなコンテンツを通し、グッドデザイン賞の価値を伝え、社会や日常生活、またビジネスとのつながりが感じられ、応募者に寄り添うサイトへとリニューアルしました。